サイト作成資料として6冊の美容脱毛関連の本に目を通して気がついた事がある。
これらの本は同じ『美容脱毛』について書かれた本なのだが、その本の中で導こうとしている方向がいずれも違うのだ。
ある本は『家庭用脱毛器』が欲しくなるよう書いてあり、
別の本では『医療用レーザー脱毛』が一番であると、
また別の本では『エステ脱毛』がもっともオススメと、、、。
他にも『豆乳脱毛』が安くて安全で一番オススメ、なんてものもあった。
これらはいずれもポジショントークだ。
ポジショントークとは、
『ポジショントークとは、株式・為替・金利先物市場において、買い持ちや売り持ちのポジションを保有している著名な市場関係者が、自分のポジションに有利な方向に相場が動くように、市場心理を揺さぶる発言をマスメディア・媒体などを通して行うことを指す和製英語。』
ウィキペディアより
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ポジショントーク
という意味だが、
ポジショントークが悪いとは言わない。
しかし、あまりにあからさまだと端(はた)で見ていてみっともない。
そうやって読者を自分にとってメリットがある方へ誘導できれば、一時的かもしれないが儲けが増える可能性が高いだろう。
しかし度がすぎると著者自身の信用を落としかねない。
『両刃の剣』とも言えるリスクがある。
ポジショントークのリスクについては、アフィエイターにとっても同じ事が言える。
アフィリエイターは常にポジショントークをする。
通常、アフィリエイターはアフィリ報酬の高い案件を『オススメ』としてサイト上で一番目立つ部分に掲載して紹介する。
例えば、ランキング形式で紹介するなら、同系統の商品の中で最もアフィリ報酬の高い案件を『ランキング一位』として紹介する場合が多いのではないだろうか。
しかしながら、ここでもし、そのアフィリ報酬の最も高い、ランキング一位にしている商品よりも、実際はもっとスペックが優れ料金も安い商品(本当の意味で最もコスパが優れた商品)がある事を知っていた場合、あなたならどうするだろうか?
もちろん「ビジネスなのだから、自分が最も儲かる商品を売る」という方がほとんどだろう。
ここは辛いところだが、正直今の私もそうする。
もちろん明らかにその商品が他と比べて劣っているのがわかっている場合はそれは無いが、
同等程度の商品であればやはりアフィリ報酬の高い商品をオススメナンバーワンとするだろう。
ここは苦しいところではあるが、サラリーマンが自社の商品を売るしか無いのと同じように、アフィリエイターも自分たちが利益を上げやすい商品を全面に出して売るしか無いのかもしれない。
ただ、本当に価値がないと思う商品をあたかも価値が高いようにユーザーを騙して紹介するような事だけは人としてやってはいけない。
それをやったら詐欺師と同じではないか。
家族や友人に見せても恥ずかしく無い、『真っ当なサイトを創る』。
そういうアフィリサイト創りを目指したい。